東証続伸、200円超上昇 米中協議の合意に期待

 週明け4日午前の東京株式市場は、米中貿易協議が合意に向けて進むとの期待が広がり、日経平均株価は続伸した。買い注文が先行して上げ幅は一時200円を超え、昨年12月中旬以来、約2カ月半ぶりの高値を付ける局面があった。

 午前10時現在は前週末終値比176円04銭高の2万1778円73銭。東証株価指数(TOPIX)は10・79ポイント高の1626・51。

 月内にも米中首脳会談が開催され、米国が中国製品に課している追加関税の大半を撤廃する可能性があるとの報道で、買い注文が膨らんだ。

 外国為替市場の円相場が1ドル=112円近辺の円安圏で推移したことも相場を押し上げた。

 買い一巡後は高値警戒感や、米中協議進捗の具体的な材料を見極めたいとの思惑から、平均株価がやや伸び悩んだ。