日本建設機械工業会(建機工)が28日、2017年度の建設機械の出荷額が前年度比9%増の2兆1165億円になるとの予測を発表した。北米や新興国向けの需要が牽引(けんいん)し、2月時点の1兆8790億円とした予測を大幅に上方修正した。
国内向け出荷額は前年度比7%増の9242億円と見込む。再開発などの建設投資の好調に加え、14年次排ガス規制生産猶予期間が10月末までのため、旧型の油圧ショベルなどで駆け込み需要が見込まれることによる。北米での住宅投資やインドネシアや東欧での資源関連の掘削機の需要増で、輸出も11%増の1兆1923億円と予想した。