【ワシントン=黒瀬悦成】米太平洋軍は25日、北朝鮮がハワイ時間同日11時49分から12時19分(日本時間26日午前6時49分から7時19分)の間に3発の弾道ミサイルを発射したのを探知し、追跡したと発表した。
太平洋軍によると、発射されたのは短距離弾道ミサイルとみられる。1発目と3発目は墜落し、2発目は発射直後に爆発したとしている。太平洋軍は関係機関と連携して詳細の分析を急いでいる。
一方、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は25日、北朝鮮が発射した3発の弾道ミサイルについて、北米に脅威を及ぼすものではなかったと結論づけた。太平洋軍は、ミサイルは米領グアムを脅かすものではなかったとしている。米軍は引き続き北朝鮮の動向を注視するとしている。
太平洋軍はまた、「同盟諸国である韓国と日本の安全に対する関与は揺るぎない」と強調した。