米著名投資家カール・アイカーン氏は18日、トランプ大統領の特別顧問を辞任すると発表した。規制改革の助言役として昨年12月に起用が発表されたが、自分の投資先に優位になるよう政策を誘導するのではとの懸念が出ていた。
アイカーン氏はトランプ氏への手紙を公表。「政権の正式な役職ではない。非公開情報に接していないし、利益を得たこともない」と自身への批判に反論し「私の役割を巡って口論が起き、政権を汚すことは望まない」と説明した。
アイカーン氏はトランプ氏の支援者として知られ、政権の財務長官候補に挙がったこともあった。(共同)