--受動喫煙対策を強化する健康増進法の改正案は、自民党との意見の違いで先の通常国会に提出できなかった
「望まない受動喫煙を防ぐ必要があるとの合意はできており、あとは具体的中身をどう詰めるかだ。早期に(自民党など)関係者と意見調整をして、速やかに法案を提出したい」
--働き方改革をめぐり、「高度プロフェッショナル制度」創設を含む労働基準法改正案は連合の方針転換で、政労使での修正合意が見送られた
「連合から提出された(修正の)要望は安倍晋三首相も真摯(しんし)に対応したいと言っており、その姿勢に変わりはない。関係者の理解を得ながら、法案成立に努力したい」
--高度プロフェッショナル制度などと、残業時間の上限規制は法案を一本化するか
「同じ労働基準法の改正に当たる。混乱を避けるために一つにまとめて議論してきた経緯を踏まえて対応する」
--安倍政権が掲げる「人づくり革命」で幼児教育の早期無償化が挙げられており、自民党からも無償化に向け「こども保険」の提言が出された
「子育て支援は質、量ともに充実させる必要があり、安定的な財源の確保を議論してきた。党の提言をきっかけに、財源の必要性がさらに理解されたと思う。待機児童を一日も早くなくすために、予算をしっかり確保したい」
--兼務で拉致問題担当相を続ける
「被害者、ご家族の切なる期待に応えられておらず、大変申し訳ない。(相次ぐミサイル発射などで)厳しい状況だが、全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け、あらゆる施策を駆使していきたい」