最高路線価が上昇した都道府県庁所在地は27都市。前年の25都市から高松、佐賀が加わった。うち東京、京都、札幌、横浜、大阪、金沢、神戸、仙台、福岡、広島の10都市は変動率が10%を超える伸びとなった。変動率がマイナスになったのは前年より2都市減り、秋田、水戸、新潟だった。
路線価の全国1位は32年連続で東京都中央区銀座5丁目にある鳩居堂前の銀座中央通りになった。路線価は4032万円で、1992年に同地点で記録した全国最高路線価(3650万円)を更新した。
税務署別の最高路線価のうち、変動率が最も上昇したのは3年連続で北海道倶知安町山田のニセコ高原比羅夫線通り。前年比77.1%だった。
路線価は1月1日時点の1平方メートル当たりの評価額を国税庁が発表する。