国会議員所得報告 上位30人の半数に不動産関連所得 売却や家賃収入

武見敬三参院議員(栗橋隆悦撮影)
武見敬三参院議員(栗橋隆悦撮影)【拡大】

 国会議員の平成28年分の所得報告では、トップだった自民党の武見敬三参院議員をはじめ、上位30人のうち半数に不動産関連の所得があった。

 計4億7157万円の所得を報告した武見氏は、東京都内に賃貸用として所有していたマンションの部屋を売却。2位で自民党の赤枝恒雄衆院議員は、診療所として使用する東京都港区の不動産を売却して得た1億9703万円を含め、2億4222万円の所得を計上した。

 自民党の左藤章衆院議員は3位。日本一高いビルとして知られるあべのハルカス近くのマンションを売るなどして、総額計1億3730万円を報告した。

 6位だった自民党の神山佐市衆院議員、8位だった同党の高木宏寿衆院議員は、家賃収入などとしてそれぞれ5237万円、3599万円を報告した。

 上位30人を政党別に見ると、自民党議員が21人と7割を占めた。ほかは民進党3人、日本維新の会2人、自由党1人、無所属3人。女性議員はいなかった。

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