2017.6.17 08:01
16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は石油株が主導する形で小幅反発し、前日比24・38ドル高の2万1384・28ドルと終値の過去最高値を2日ぶりに更新した。ハイテク株主体のナスダック総合指数は13・74ポイント安の6151・76だった。
ダウ平均は小幅安で始まった。朝方に米インターネット通販大手アマゾン・コムが米高級スーパーのホールフーズ・マーケットを買収すると発表し、顧客を奪われるとの懸念から小売りのウォルマート・ストアーズが急落した。
大手金融機関が投資判断を引き下げたと伝わったスポーツ用品のナイキも大幅安となった。
一方、原油相場の上昇による収益改善が意識された石油のシェブロンとエクソンモービルが買われ、相場全体を押し上げた。朝方は売り込まれていたマイクロソフトなどIT株の一部が買い戻されたことも相場を支えた。(共同)