2017.6.3 05:00
トランプ米大統領による「パリ協定」離脱表明を受け、日本政府が2日に発表した声明の全文は次の通り。
一、気候変動問題は国際社会全体が取り組むべきグローバルな課題である。わが国は、先進国がリーダーシップを発揮し、パリ協定を着実に実施していくことが重要であると考える。
二、わが国としては、パリ協定の枠内で米国と協力を重ねたいと考えていたところ、今般、米国のトランプ政権がパリ協定からの脱退を表明したことは残念である。
三、他方、米国は引き続き世界第2位の温室効果ガス排出国であるとともに、環境分野等において、イノベーションを通じたさまざまな先進的な技術の導入や取り組みなどを行ってきている国でもある。わが国としては、気候変動問題に対処するために米国と協力していく方法を探求するとともに、パリ協定の締約国と同協定の着実な実施を進めることを通じ、この問題に積極的に取り組んでいく。