2017.6.2 21:38
2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、心理的節目の2万円台を約1年6カ月ぶりに回復した。終値は前日比317円25銭高の2万0177円28銭で、約1年9カ月ぶりの高値水準をつけた。前日発表の米経済指標が良好で、米国株高の流れを引き継いで幅広い銘柄が買われた。
前日の米ダウ工業株30種平均は終値の過去最高値を3カ月ぶりに更新。トランプ米大統領が「パリ協定」からの離脱を表明したことも一部で材料視された。
平均株価は取引開始後間もなく2万円台をつけた。円安ドル高傾向も好感されて投資家心理が次第に強気になり、前日比の上げ幅は一時379円に達した。
平均株価は平成27年12月に一時2万円台をつけたが、英国の欧州連合(EU)離脱が決まった28年6月24日には終値で1万4952円02銭まで落ち込んだ。最近は2万円台を前に足踏みが続いていた。