--今月で、幸福実現党は立党8周年を迎えます。国政では現在、議席を有してはいないものの、党公認の地方議員が13人誕生しています
活動を続けられますのも、多くの皆さまのお支えあってのことです。この場をお借りして感謝申し上げます。
朝鮮半島情勢が悪化するなか、率直に言って、私たちの政策を国政に直接反映させることができない現状には、忸怩(じくじ)たる思いです。幸福実現党が2009年に立党した契機も北朝鮮問題であり、ミサイルを「飛翔体」と称する自民党政権では日本を守り抜けないとの危機感からでした。また、当時の民主党が政権交代に成功すれば、中国寄りの政権運営となり、国難の深刻化を招くとの懸念もありました。
その後の米軍普天間基地移設をめぐっての迷走や、半島危機に際しての不十分極まりない日本の備えを見れば、私たちの危惧が現実化したことは明らかです。国民の生命・安全を守るべく、9条改正をはじめ国防強化の必要性を引き続き訴えていく考えです。
--米朝間の緊張が高まるなか、韓国大統領選で、反日、反米、親北とされる文在寅氏が勝利しました
文氏の姿勢は北の増長を招くばかりか、南北統一による反日国家成立にもつながりかねないだけに、その振る舞いには注視が必要です。
さて、核実験など北朝鮮の動きいかんでは、トランプ米大統領が大規模な軍事行動に踏み切る可能性は高いと思います。これは日本防衛や地域の平和構築につながるものであり、地球的正義にもかなったものだと考えます。話し合いによる外交的解決を求める声もありますし、私たちも北朝鮮が核を放棄することを願いますが、6カ国協議が非核化どころか核開発の猶予を許した結果となったことを見逃してはならないと思います。