核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会でフランスと韓国は11日、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル開発を「強く非難」し、核・ミサイル開発計画の完全放棄を求める声明を共同で提出した。両国のほか、日本や米国など60カ国が賛同した。
声明は、北朝鮮の核と弾道ミサイルの開発を国連安全保障理事会決議の違反と指摘。核戦略としての運用段階に近づき、関係地域と国際社会の平和と安全保障への脅威は深刻化し、増しつつあると強調。NPTを要とする不拡散体制にも大きな脅威だと訴えた。
また、北朝鮮に対し、NPT復帰や、国際原子力機関(IAEA)による核施設の査察受け入れを要求した。(共同)