2017.3.4 13:06
1月26日、春節を前に帰省や旅行する人々で混雑する北京駅。旅先として韓国を訪れる中国人は減っている【拡大】
歪曲「歴史ツアー」だけはやめて!
そこで、韓国の一地方自治体である忠清南道が打開策としてぶち上げたのが、「歴史ツアー」商品の開発だった。
中央日報によると、修学旅行に加え、日本人個人客の誘致のためにパッケージや自由旅行を結合した旅行商品も開発するという。今年9月には、日本で開催される「ツーリズムEXPOジャパン2017」に参加し、忠清南道の隠された観光地をPRし、ハングルを学んでいる30~40代の日本人女性を対象に広報も強化するようだ。
忠清南道は同紙の取材に「歴史ツアーは過去に忠清南道を訪問した親世代の思い出を蘇らせ、彼らの子供が訪れるきっかけになるだろう」とし、「15市・郡と修学旅行の誘致活動に共同で行っていく」と答えている。
日本の中高生が修学旅行を通じ古代の朝鮮半島について学び、日韓両国の関係史を知ることは有意義なことだと思う。ただし「そこにとどまっている限りは」である。だが、近現代をめぐり両国の歴史認識に大きな隔たりがあるのは周知である。まさかだと思うが、韓国が歪曲した「歴史ツアー」を視野に入れているのかと勘ぐってしまう。