【太陽の昇る国へ】日米新時代を開き地域の安定・繁栄を (1/3ページ)

2017.2.24 05:00

トランプ米大統領(右)と握手する安倍首相=10日、ワシントンのホワイトハウス(共同)
トランプ米大統領(右)と握手する安倍首相=10日、ワシントンのホワイトハウス(共同)【拡大】

 □幸福実現党党首・釈量子

 --先般、トランプ米大統領就任後初の日米首脳会談が開かれました

 日米関係の先行きを懸念する声もありましたが、このたびの会談で、日米同盟および経済関係の強化が確認されたことを歓迎したいと思います。

 懸案の安全保障をめぐっては、沖縄県の尖閣諸島について日米安保条約の適用対象であることなどが共同声明で明記されたことは、対中抑止の一環としても評価します。また、トランプ氏が会見で日本による米軍駐留受け入れに謝意を表したことも、国際社会に対する同盟の絆のアピールとして意義が大きかったのではないでしょうか。

 --首相訪米中に、北朝鮮が日本海に中距離弾道ミサイルを発射しました

 事前探知が困難な固体燃料使用による新型ミサイルとみられています。北朝鮮によるミサイル技術の進展は疑うべくもありません。北朝鮮が核ミサイル保有を進め、中国が強大な軍事力を背景に、覇権主義にひた走るなか、日米同盟の強化が欠かせないことは言うまでもないでしょう。双務性を高め、同盟強化を図るべきです。同時に、米国に依存する安保体制に安住し続けるのは、主権国家として問題も大きいと思います。憲法9条の改正をはじめ、防衛費倍増や装備の強化など防衛力強化を急がねばなりません。

 また、中国の海洋進出を受け、数年以内にも南シナ海などで軍事衝突が生じかねないことも想定し、万全の備えを講じるべきです。米国との連携強化などを通じ地域の安定確保に尽力すべきです。

 --通商問題については

 トランプ政権が環太平洋経済連携協定(TPP)離脱を鮮明にしたことを受け、わが党は、変化に即応して通商戦略を見直すよう主張してきたところです。引き続き、柔軟な対応を要請するとともに、このたび分野横断的に議論する枠組みを設けることが決まりましたが、経済対話を通じ、日米関係の一層の強化を図るよう政府に求めます。

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