3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比186・55ドル高の2万0071・46ドルと5営業日ぶりに2万ドルの大台を回復して取引を終えた。上げ幅は昨年12月7日以来、約2カ月ぶりの大きさだった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は30・57ポイント高の5666・77と過去最高を更新した。
ダウ平均は、この日朝に発表された1月の米雇用統計で、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回ったことが好感され、買いが優勢となった。
その後はトランプ米大統領が金融規制の緩和に向けた大統領令に署名したことで、金融大手のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが大きく値を伸ばし、相場全体を牽引(けんいん)した。(共同)