フィリピンでサッカー新リーグが来春発足

 フィリピンは、来年3月にサッカーの新たなプロリーグが誕生する。新リーグの名称は「フィリピンズ・フットボール・リーグ」(PFL)で、全国から6~8チームが加盟し、同国男子サッカーのトップリーグとなる。現地紙マニラ・タイムズなどが報じた。

 これまで同国の事実上のトップリーグだったユナイテッド・フットボール・リーグは、首都マニラが活動の中心で、国際サッカー連盟(FIFA)などが定める全国リーグの基準を満たしていなかった。

 フィリピンサッカー協会(PFF)によると、PFL参加チームの本拠地候補には北部ルソン島のマニラやパンパンガ、中部ビサヤ諸島のセブ、南部ミンダナオ島のダバオなど全国の都市名が挙がっている。PFL発足でFIFAなどの基準を満たし、全ての国際大会への出場に道が開ける見通しだ。

 現在、同国内でサッカーはバスケットボール、バレーボールに次いで3番目に人気が高い。PFF幹部は、地域密着型のプロリーグ発足でサッカー人気が拡大するとの認識を示したうえで「リーグの持続的な繁栄のためには企業スポンサーの存在も重要だ」と述べた。