運輸企業グループの黒竜江竜運集団はこのほど、台湾からハルビン(黒竜江省)、満州里(内モンゴル自治区)を経てロシア、欧州に至る国際物流ルートが開通したと発表した。輸送には船、鉄道、自動車が使われ、台湾の製品はロシア全土の123都市に輸送される。このルートを利用した初の貨物は台湾の台中港を出発し、満州里口岸(通関地)を通過しており、ロシア沿ヴォルガ連邦管区のペルミに向かう。黒竜江省はロシアとの経済交流が盛んで、ロシアに対する物流センターになることが経済発展策の一つになっている。台湾からロシアへの輸出は主に船しか使えず、時間がかかっていた。このルートを使えば、大連港で陸揚げされ、鉄道で満州里に運ばれる。(中国新聞社)