広東省広州市にある動物テーマパーク「長隆野生動物世界」は先頃、新たにパンダランドとロープウエーを建設すると発表した。ロープウエーで空中から野生動物の見学ができる施設はアジアで初めて。
世界初の三つ子のパンダが誕生した長隆野生動物世界で建設中のパンダランドは、敷地面積4万平方メートルに上る新たな形のテーマ観光スポットだ。全てがそろったパンダ村に加え、親子が交流するアトラクションがあるほか、動物や自然環境、アトラクション、テーマ文化、科学技術要素を一体化し、観光客に驚くべき娯楽体験を提供する。
パンダランドで最も見逃せないのは(立体映像に座席が揺れたり風が吹いたりする仕掛けを追加した)4D劇場だ。地上3階と地下1階で延べ床面積3500平方メートルを超える館内には客席が500席あり、映像の背景には美しい山中の竹林が広がる。
ロープウエーは徒歩、バス、自家用車に加えて空中からの野生動物見学を実現する。全長2.7キロある(ロープ3本で構成する)環状線に3つの駅を設置、計227基のゴンドラを双方向運行し、そのうち73基は底がガラス張り。1方向1時間当たり最大で3000人が乗車できる設計だ。
ロープウエーの電気機械設備は全て、リフトやロープウエーの世界的メーカー、仏ポーマが請け負っているという。
長隆野生動物世界の董貴信総経理によると、ロープウエーは2017年の春節(旧正月、同年は1月28日)前に開業する予定。(中国新聞社)