ほら、やっぱりきたよ…韓国にも中国が嫌がらせ ミサイル配備の報復か? (1/5ページ)

 ほら、やっぱりきたよ。米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備にカンカンに怒っている中国が、韓国への嫌がらせを始めたようだ。海外メディアによると、韓国から中国へのビザの発給に遅れが出ているほか、韓流スターらが干し上げられる可能性が出てきた。今のところ、あからさまな「経済制裁」とは異なり、地味にチクチクといたぶるような責め苦のよう。自国に不利益な外交問題が起きるたびに、抗議デモや不買運動で日米に圧力をかけるのは中国のお家芸だが、蜜月・韓国もチャイナ・ハラスメントの標的から逃れられないのか。

 「どないしてくれるんや」…韓国に詰め寄る中国

 中国の機嫌を大いに損ねたTHAADの配備決定。7月24日のラオス・ビエンチェンでの中韓外相会談では、王毅外相から「信頼を損ねた」「どんな実質的な行動を取るのか」と高圧的な態度でジャブをくらい、中国の怒りっぷりに韓国内には焦りが出てきた。中韓関係に亀裂を入れたことで、どんな“報復”がくるのかと戦々恐々だ。

 中国の嫌がらせに経験豊富な日本の近年のケースを振り替えると、「これが報復です」と宣言して、しかけてくることはない。

「やっぱり報復やないか…」と思い知らせる巧妙な手口だ