日本の水陸両用飛行艇「US2」を追い抜け! 中国・最新鋭機が世界を席巻する? (1/6ページ)

2016.8.20 17:10

海上自衛隊の水陸両用飛行艇US2(海上自衛隊のホームページから)
海上自衛隊の水陸両用飛行艇US2(海上自衛隊のホームページから)【拡大】

  • 広東省の珠海市で公開された中国が開発した水陸両用飛行艇AG600。中国は、世界をリードする日本のUS2を凌ぐと期待を寄せる=7月23日(AP)
  • 広東省の珠海市で公開された中国が開発した水陸両用飛行艇AG600=7月23日(AP)
  • 海上自衛隊の水陸両用飛行艇US2(海上自衛隊のホームページから)

 南シナ海に関する自らの主張を全面否定したオランダ・ハーグの仲裁裁判所の裁定は「紙くず」に過ぎないという態度を取る中国が、海洋進出に向けた新たな武器を獲得した。自主開発した水陸両用飛行艇AG600がそれだ。AG600を人工島に配備すれば、中国は南シナ海全域を簡単に制圧できる。映像では、その機体は海上自衛隊の飛行艇US2にそっくりにみえるが、中国国内では「この分野でも世界をリードしてきた日本を追い抜く」との声が出ている。

 南シナ海を制圧する飛行艇

 中国からの報道などを総合すると、中国国営企業の中国航空工業集団は7月23日、広東省の珠海市でAG600を公開した。7年かけて開発したAG600は陸上と水面から発着できる水陸両用飛行艇で、機体のサイズは全長37メートル、翼幅39メートルと小型ジェット機のボーイング737とほぼ同じだ。しかし、水陸両用飛行艇としては世界最大となった。

 最大離陸重量は53トンで、航続距離は4500キロ。最大12時間の飛行が可能で、最高速度は時速500キロに達し、波の高さが2メートルの条件下でも着水が可能だ。南シナ海をにらむ海南島から飛べば、その全域で任務を遂行することができる。

とくに最高時速465キロ、偵察時の航続距離が8200キロ…

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