憲法を国民の手に取り戻せ 参院選は真の独立国となる千載一遇の機会だ  (1/3ページ)

2016.7.9 11:23

【阿比留瑠比の極言御免】

 時代の歯車は今、確かに大きく回り始めている。5~7日の在京各紙の参院選終盤情勢を伝える1面トップ記事の見出しを見て、そのことを実感した。

 「改憲勢力『3分の2』勢い 自民は単独過半数」(5日付産経新聞)

 「与党改選過半数へ堅調 民進、苦戦続く」(6日付読売新聞)

 「改憲勢力3分の2の勢い 野党共闘伸びず」(同日付毎日新聞)

 「改憲勢力3分の2に迫る 自民、単独過半数も視野」(同日付日経新聞)

 「改憲4党3分の2に迫る 自民単独過半数も視野」(7日付朝日新聞)

 日本が連合国軍総司令部(GHQ)の占領政策に由来する改憲タブーから、ようやく解き放たれつつあることが分かる。

 読売は若干慎重な書きぶりだが、各紙の分析はおおむね憲法改正の国会発議に必要な3分の2議席を、改憲推進・容認の4党が占める可能性が高まったことを示していた。

 憲法を取り戻す

 戦後長く神聖にして不可侵な存在として神棚に祭られ、日本人が指一本触れることも許されなかったのが憲法だ。

 それを、自ら改正することで初めて国民の手に取り戻すチャンスが、あと少しで手が届くところまできているのである。

「メディアで自民大勝なんていう世論調査を含めた情勢分析が出ると…」

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