英国のEU離脱ショックは、世界の金融市場を直撃した。東京市場で日経平均株価終値は前日比7.9%下落の1286円33銭安と約16年ぶりの下げ幅を記録し、円相場は急騰し一時1ドル=99円ちょうどをつけた。上海などアジア株が下げ、欧州株も軒並み10%前後下落した。円高株安は長期化する恐れがあり、企業業績への打撃は必至だ。
平均株価の終値は1万4952円02銭で、心理的な節目の1万5000円を割り込み、約1年8カ月ぶりの安値水準となった。下落幅は2000年4月17日に記録した1426円以来の大きさで、歴代でも8番目だった。
円相場は、世界経済の先行きへの不安が急速に高まり、安全資産とされる円に買い注文が集中し、急激な円高が進んだ。