地方創生、人材育成を議論 石破担当相ら出席しシンポ

2016.6.6 05:00

 活力ある国づくりをめざし、地方創生の深化や地方創生カレッジの創設に向けた人材育成のあり方などを話し合う「地方創生人材シンポジウム」(主催・日本生産性本部、後援・内閣府地方創生推進室など)が5日午後、東京・大手町のサンケイプラザで開かれ、約300人の参加者が講演やパネルディスカッションに熱心に耳を傾けた。

 来賓として出席した石破茂地方創生担当相は「深刻な人口減少が進む中、地方創生を成功させないと国が潰れてしまう。われわれは豊かで活力ある国を次世代につないでいく責任がある。国と地方、民間が一体となって難しい課題を克服しつつ、地方の魅力を最大限引き出していくことが必要だ」とあいさつ、地方創生の理念や専門知識を身に着けた人材育成の必要性を改めて強調した。

 基調講演では、経営共創基盤の松本順パートナー兼代表取締役マネージングディレクターが地方創生の加速化にむけた課題などを自らの経験や実績を踏まえて紹介し、「仕事のやりがいや生産性向上の仕組みづくりなどを通じ、経営者はもっと地方に人材を引き寄せる努力が大事だ」と指摘した。

 一方、パネルディスカッションでは、宇田左近・ビジネス・ブレークスルー大学副学長や見並陽一・日本観光振興協会理事長らが「地方創生カレッジの創設に向けて」をテーマに地方創生の推進に必要な人材像や育成方法について活発な意見を交換。専門性の高い高度な人材育成をめざし、地域の個性を未来につなげていく同カレッジの発展に期待を示した。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。