英語・絵文字・漢字で明瞭に 経産省、訪日客向け店内表示指針

2016.4.16 07:15

 英語や絵文字を基本にカタカナより漢字を-。急増する訪日外国人が売り場で困らないよう、店内の案内表示に関する指針を経済産業省が策定した。広く使われているマークのほか、漢字は中国人の理解を助ける。海外企業の誘致を進める地方にある百貨店やスーパー、土産店にも活用してもらう考えだ。

 指針は売り場やレジなどの状況に応じた適切な表示の例を指南した。例えば代金を支払う場所を示すには「Cashier」や「¥」など一般的に用いられている英語表記や絵文字を活用し、特定の言語を話す客が多く訪れる地域では英語以外の表記も添えるのが望ましいと説明した。

 日本語を使う場合も外国人にとって理解が難しいカタカナ表記を避け、漢字を多用すれば中国人には分かりやすくなると強調した。異なる言語を併記する際は、それぞれの文字を小さくしすぎて読みにくくならないよう配慮を求めた。

 来店の際にすでに購入する商品が決まっている人のために電化製品などの型番を値札に明記しておいたり、レジ袋の要不要を尋ねる質問と答えをあらかじめ英語で記しておいたりして、会話を交わさなくても意思疎通ができるような準備も有効だと指摘した。

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