--スイス・ジュネーブに赴かれ、国連の女子差別撤廃委員会による、女性差別撤廃条約の日本での実施状況を検討する対日審査会合に参加されたそうですが
対日審査に先立って開催された委員会による意見聴取の場で、他の保守系団体の皆さまとともにスピーチの機会を得ました。慰安婦問題をめぐって、日本軍による「強制連行」や「性奴隷」は事実ではないことを訴えたほか、日本では何千年もの間、『太陽の女神』である天照大神が信仰され、125代続く天皇のうち10代が女性であったこと、歴史的に女性を大切にしてきた国であり、先の大戦時においても例外ではないことなどを申し上げました。
翌日の対日審査では、日本の政府代表が、強制連行は吉田清治氏(故人)による捏造(ねつぞう)であり、同氏の証言を取りあげた朝日新聞が国際社会に影響を与えたなどと説明。日本政府として強制連行を否定しました。
私たち幸福実現党も正しい歴史観の確立に向けて、河野談話の撤回を求める署名活動などを全国で展開しましたが、歴史認識見直しを求める世論の高まりが、朝日新聞に慰安婦報道の誤りを認めさせ、今回の政府の姿勢につながったことは確かでしょう。
しかし、日本政府の発言を受けて、中国人の委員が「受け入れられない」と抗議したほか、委員の間に失笑が広がる場面がみられたのも事実です。日本政府が慰安婦の強制連行を否定する一方で、河野談話を把持していては、慰安婦問題に終止符をうつことなどできるはずがありません。昨年末には日韓合意という外交的敗北もありましたが、自虐史観談話を撤回し、日本に誇りを取り戻すことなくして、強い外交力の発揮も困難だと言わざるを得ません。