2016.2.25 13:43
鴻海精密工業による支援受け入れが決定したシャープの本社=25日午前11時38分、大阪市阿倍野区(安元雄太撮影)【拡大】
25日午前の東京株式市場で経営再建中のシャープの株価が一時上昇した。25日の臨時取締役会で台湾の鴻海精密工業が提示した支援案を受け入れることを決め、再建への道筋がついたとの観測から、前日終値比10円(5・7%)高の184円まで値上がりする場面があった。午前終値は181円。
ネット証券の担当者は「鴻海による支援は織り込み済みだったので、いまのところ株価急伸にはなっていない」と指摘。今後の先行きを見極めたいとの見方もあって売り注文に押される局面もあり、株価は荒い値動きとなった。