中国初の「洋上」風力発電が完成

2015.9.18 05:00

 中国の原子力発電大手、中国広核集団(中広核)は今月上旬、江蘇省南通市如東県の同社洋上風力発電モデル事業の1台目の発電設備の建設を完了し、専門技術者による検収を終えたことを明らかにした。

 同事業は同県東部の近海に位置し、海岸からの距離は約25キロ、水深は3.7~15.3メートル。干潟や潮間帯に建設されている従来の洋上風力発電設備に比べ、同事業は海岸から10キロ、水深10メートル以上という「双十」の条件に適合しており、本当の意味で中国初の「洋上」風力発電設備となる。

 同事業計画では、4メガワットの風力発電機38台を設置し、設備容量は約152メガワット。220キロボルトの昇圧器を併設、年間発電量は3億8800万キロワット時を見込んでいる。

 同事業は今年5月8日に着工し、同23日に第1基礎が埋設された。9月2日には第1タワーが1万2000トン級のはしけから洋上基礎の上に建てられ、専用つり具で長さ63メートル、重さ13トンのブレード3枚が取り付けられた。

 現在までに、中広核が運営している風力発電設備の容量は740万キロワットに達し、全国で5位となっている。(中国新聞社)

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