【ワシントン=小雲規生】環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の参加12カ国が米南部アトランタで9月末に閣僚会合を開く方針を決めたことが17日、分かった。
オバマ米大統領は16日、米首都ワシントンで開かれた企業関係者の会合で講演し、TPP交渉について「年内に合意できると確信している」と話した。さらに交渉はほとんどの分野で終了しているとした。
オバマ氏は交渉合意後は議会での批准手続きがカギになると指摘。引き続き議会に協力を求める姿勢を示した。
12カ国は7月に米ハワイ州で開かれた閣僚会合で大筋合意に失敗。知的財産の新薬データ保護期間や乳製品、自動車部品などの関税をめぐって対立が残っている。