公海上で中台乱獲、サンマ漁獲量激減 「稚魚も多く取られてしまう」 (1/2ページ)

2015.9.4 06:27

 サンマの資源保護が本格化したのは、台湾や中国などが北太平洋の公海上でサンマを乱獲し、漁獲量が激減しているためだ。アジア各国の所得水準の上昇や健康志向の高まりで、サンマの需要は拡大を続けている。適切な管理をしなければ、資源が枯渇するのは必至で、最大消費国の日本が、資源管理を主導できるかが安定供給の鍵を握る。

 3日に東京都内で開催された北太平洋漁業委員会の初会合では、2017年までに資源維持が可能な漁獲量調査の実施や、それまでに漁船の数を急増させないことなどを採択した。

 ただ、急増する中国漁船の隻数削減を求める日本の提案に中国は反発。今後、2国間で協議を続けるが「中国が日本の提案に従うかは不透明だ」(水産庁関係者)。

太平洋全域に生息し、北太平洋の沖合や日本の近海で取れるサンマだが…

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