安保関連法案、衆院特別委で可決 16日にも衆院通過 (1/2ページ)

2015.7.15 12:34

衆院平和安全法制特別委で安全保障関連法案の採決に抗議する野党議員ら=15日午後0時12分

衆院平和安全法制特別委で安全保障関連法案の採決に抗議する野党議員ら=15日午後0時12分【拡大】

  • 衆院平和安全法制特別委員会で、採決反対のプラカードを手にする野党議員=15日午後、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)
  • 野党議員が抗議する中、自民、公明両党の賛成で安全保障関連法案を可決した衆院平和安全法制特別委=15日午後0時24分
  • 衆院平和安全法制特別委員会で安全保障関連法案の採決を前に、民主党など野党議員の反対行動を見つめる中谷元防衛相(中央)=15日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

 集団的自衛権の限定的な行使容認を含む安全保障関連法案は15日午後、衆院平和安全法制特別委員会で採決が行われ、与党の賛成多数で可決された。採決時に維新の党は退席。民主党は離席したが議場内でプラカードを掲げるなどして議事進行に抵抗した。法案は16日にも衆院本会議に上程・可決され、参院に送付される見通しだ。

 安倍晋三首相は採決に先立つ締めくくり総括質疑で「政治家は国民の命や幸せな暮らしを守る大きな責任を有する。必要な自衛の措置とは何かを考え抜かなければならない」と強調。北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出など安全保障環境の変化を挙げ、「もはやどの国も一国のみで自国を守ることはできない。切れ目のない対応を可能とする法制が必要だ」と訴えた。

 民主党の長妻昭代表代行は「国民の理解が得られていない中、強行採決は到底認められない」と反発。維新の党の下地幹郎氏は「国民に充実した審議ではないと解釈されてもしようがない」、共産党の赤嶺政賢氏も「採決は受け入れられない」と批判した。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。