2015.5.12 05:00
中国国家食品薬品監督管理総局はこのほど、乳幼児用粉ミルクに対する2014年の抜き取り調査結果を公表し、国内メーカー100社と輸入品を含む1565サンプルのうち、48サンプルが不合格だったことを明らかにした。このうち、国内メーカーは23社、輸入企業は4社だった。
国内メーカーによる不合格品44サンプルに関しては、食品安全国家基準を満たさないものが23サンプルあったといい、このうち危険度の高いものが11サンプル、一般レベルの危険度のものが12サンプルあったほか、パッケージのラベル表示が内容と一致しないが食品の安全リスクには問題がないと判断されたものが21サンプルあったという。
一方、輸入品に関しては、200サンプルを対象に検査が行われ、不合格品は4サンプルという結果だった。一般レベルの危険度が2サンプルで、パッケージのラベル表示が内容と一致しないが食品の安全リスクには問題がないと判断されたものが2サンプルとなっていた。
不合格となった商品の生産メーカーおよび輸入企業に対しては、同総局が関連部門に通知し、生産や販売の停止命令を行うと同時に対象商品のリコール、問題点の解明と改善を命じ、処分を科したという。
実際、山西古城乳業集団は粉ミルク生産許可証の取り上げ処分となったほか、湖南長沙亜華乳業では生産資格が取り消しとなっている。(中国新聞社)