2015.4.7 06:02
日本文化を海外に売り込む官民ファンドの海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)は6日、日本茶を輸出するマエタク(長崎市)や長崎県内の企業などが連携して米国で展開を進める「日本茶カフェ」事業に約2億6000万円を出資すると発表した。同機構として12件目の出資案件で、地方の中堅・中小企業への出資は初めて。日本茶を中心に日本文化を海外発信するとともに、地方企業の海外進出を支援することで地方創生にもつなげる狙い。
同事業に取り組むのは、マエタクや、カステラの製造・販売の文明堂総本店など計12社で設立したグリーンティーワールドホールディングス。同社が50.1%、同機構が49.9%出資し、米国で日本茶専門のカフェを展開する事業会社を設立する。
日本茶カフェでは、日本産茶葉を利用した煎茶やほうじ茶、抹茶エスプレッソなどの定番メニューに加え、炭酸と日本茶を組み合わせたオリジナルメニューを3~4ドル(約360~約480円)で提供する。