日本政府観光局が18日発表した2月の訪日外国人客数(推計値)は、前年同月比57.6%増の138万7000人で、月間の過去最高を更新した。これまで過去最高だった昨年10月(127万1705人)を11万人強上回った。2月中旬~下旬の春節(旧正月)の大型連休で、中国からの訪日客数が前年同月比約2・6倍に急増するなど、春節効果が数字を大きく押し上げた。
2月の中国からの訪日客数は前年同月比約2.6倍の35万9100人で、国・地域別では首位。今年1月の韓国(35万8100人)を上回り、すべての国・地域での月間の過去最高を更新した。2位は韓国で38.9%増の32万1600人、3位は台湾で45.2%増の27万7600人だった。
円安に伴う日本への旅行の割安感に加え、昨年10月から訪日客への消費税の免税対象が全品目に拡大された効果も継続している。
月間の訪日客数は、昨年3月から12カ月連続で100万人を突破している。