政府、補正予算3.1兆円閣議決定 景気浮揚と財政健全化、両立 (1/3ページ)

2015.1.10 05:00

 政府は9日、臨時閣議を開き、総額3兆1180億円の2014年度補正予算案を決定した。補正予算案は昨年末に決定した3兆5289億円の経済対策の財源で、家計支援と地方活性化を重視し、景気回復を目指す。当初予算(95兆8823億円)と合わせた総額は99兆3億円となる。

 14年度補正予算案から経済対策として計上するのは、生活者支援に1兆1854億円、地方活性化に5783億円、災害・危機対応に7578億円。東日本大震災復興特別会計には9844億円を繰り入れ、そのうち、7247億円は震災からの復旧費用に使う復興債の償還財源に充てる。

 経済対策の財源は、景気回復に伴う税収の上ぶれ分を活用する。具体的には所得税1兆270億円、法人税4950億円、相続税2030億円。この増収分と13年度の剰余金の中から地方交付税交付金に9538億円を支出する。

 14年度予算で計上した新規国債発行額(41兆2500億円)は7571億円減額する。この結果、歳出の財源を新規国債の発行でどれだけ穴埋めしたかを示す公債依存度は43%から40.9%に低下した。

昨年4月の消費税増税で落ち込んだ景気をいち早く回復軌道に戻すため…

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