2014.11.4 11:51
約7年ぶりに一時17000円台に回復した日経平均株価を表示する掲示板=4日、東京・八重洲(寺河内美奈撮影)【拡大】
4日の東京株式市場は前週末に続く急騰となっている。日経平均株価の午前終値は、前日比657円42銭高の1万7071円18銭。一時上げ幅は700円を超え、取引時間中として7年ぶりに1万7100円台に乗せた。
日銀が前週末に追加金融緩和に踏み切った効果がこの日も続いている。外国為替市場で未明に円安が一時114円台と大きく進んだことも、買いの材料となった。
寄り付き後の午前9時9分に高値となる713円高の1万7127円まで上昇した。その後は上げ幅がやや縮小して一服。一時上げ幅が500円程度まで縮小して1万6900円付近となったが、午前の終盤にまた上げ幅を広げた。
東証株価指数(TOPIX)の午前終値は、前日比48.01ポイント高の1381.65。東証1部銘柄の77%超の1420が値上がりしている。
横浜銀行と経営統合する東日本銀行が20%超高で値上がり率トップ。30銘柄が値上がり率10%を超えた。この急騰を受けて、野村ホールディングス、マネックスグループ、大和証券グループ本社など証券会社株を中心に金融株が上げている。このほかトリドール、ソニーなども上昇。