2014.7.31 05:00
中国で初めての全国規模の発光ダイオード(LED)産業特許権連盟が25日、正式に誕生した。広東省広州市で同日行われた「LED企業知的財産権管理・イノベーション戦略サミットフォーラム」で発表された。企業の特許戦略強化や、特許権による障壁には協力して対抗、国際競争上の有利性を強めるという。中国国営新華社通信が伝えた。
LED産業特許権連盟は、LEDの技術や基準、製品開発、製造、サービスなどの分野にかかわる企業や団体が自主的に結成した組織。同連盟は会員の必要に応じて出願や分析、警告などの特許戦略コンサルティング業務を行うほか、国外に対して特許使用許可をだす会員の援助や、交渉コストの軽減、国内・国際での特許紛争処理などでも支援を行う。また会員の特許権を選別し、パテントプールを設立し、LED業界の基準体系を構築・普及させるという。
広東省知的財産権局の袁有楼副局長は「LED産業が世界市場を見据えて発展するにつれ、企業の知的財産権リスクは避けられない問題になった。連盟が企業の特許戦略強化や海外の知的財産権リスク対応の助けになり、国際競争の上でより有利となるよう貢献していくことを望む」と語った。(上海支局)