2014.5.6 07:00
中国税関総署によると、今年第1四半期(1~3月期)、全国の税関で知的財産権侵害物品の取り締まりが2822回実施され、押収された物品は前年同期比39%増の659万点に上った。また、期間中に認められた知財権の税関保護登録(税関に知財権の保護を求める手続き)は74%増の1896件だった。中国国営新華社通信が伝えた。
模倣品やコピー商品などの拡散を防止するため税関では、情報化を進めてリスク分析を強化、職員の取り締まり能力を高めるための研修にも力を入れている。分野や通関地、商品、路線などを絞って、社会の関心が高いものや国際的に影響が大きいもの、消費者の健康や安全を脅かすものなどを集中的に取り締まっているという。
また、知財権の税関保護登録を円滑に進めるため開発された「知的財産権税関保護システム」も今年3月1日から正式に稼働。システムを通じた登録申請は4月23日時点で1251件受理され、そのうち949件の登録が認められた。(上海支局)