北京、大気改善へ新規定導入 11日から 不適合車の走行制限拡大

2014.4.8 05:00

北京では11日以降、排出基準に適合していない自動車などへの走行制限が拡大される(中国新聞社)

北京では11日以降、排出基準に適合していない自動車などへの走行制限が拡大される(中国新聞社)【拡大】

 北京市交通委員会、環境保護局、公安交通管理局はこのほど、市内の大気環境質改善に向けて、自動車による汚染物質の排出削減や交通渋滞の緩和を進めるため、「一部の自動車に対して交通管理措置を適用し汚染物質排出を削減することに関する通知」を共同で発表。今月11日以降、貨物自動車や排出基準に適合せず黄色いナンバープレートがつけられている「黄標車」の走行制限を拡大する。長期通行証については撤廃する予定。

 新規定施行後は、毎日午前6時~午後11時に実施している貨物自動車の走行禁止範囲を、現在の「四環路以内」から「五環路以内」に拡大。五環路の主要区間における積載重量8トン以上の貨物自動車の走行禁止時間を、「毎日午前10時~午後10時」から「毎日午前6時~午後11時」に延長する。また毎日午前6時~翌午前0時に実施している市外の貨物自動車の走行禁止範囲を、現在の「五環路以内」から「六環路以内」に拡大する。

 また「黄標車」の走行禁止範囲を、現在の「六環路以内」から市郊外の主要道路に拡大。2015年1月1日以降は、市外の黄標車の走行を全面禁止する。市内の黄標車については、現在、半年に1回実施している排ガス検査を3カ月に1回に増やす方針だ。

 また現在発行している長期通行証は撤廃し、有効期限7日間の通行証を発行する。有効期限満了後に延長する場合は、手続きを経て5日間有効の通行証が改めて発行される。

 市外のタクシーなど旅客自動車に関する走行制限は現状を維持し、引き続き平日の午前7~9時、午後5~8時の五環路以内の走行を禁止する。また平日午前9時~午後5時に実施されているナンバー走行制限は、規制範囲を五環路以内とする。

 生鮮食品など生活物資の流通を確保するため、緑色のエコラベルを貼付した生鮮食品輸送車は、引き続きグリーン通行政策の対象となる。(北京日報=中国新聞社)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!