ベトナムで自動二輪車の登録台数が急増している。今年2月時点で3900万台を突破した。同国政府は、都市部での交通渋滞悪化を懸念し、2020年までに二輪車登録台数を3600万台に制限するとしているが、すでに300万台が超過した格好だ。現地紙サイゴン・タイムズなどが報じた。
同国は交通インフラ整備などが追い付かないまま、二輪車が急増し、特に都市部で深刻な渋滞や大気汚染を引き起こしている。このため政府は、20年までの登録制限を昨年2月に打ち出していた。
同国の国家交通安全委員会によると、今年1~2月に新規登録された二輪車は21万2000台に達している。人口約700万で同国最大都市のホーチミンでは、今年1月末時点での登録台数が600万台を超えた。