マンダレー開発で日本反攻へ 国際空港改修、中国先行に一矢 (1/5ページ)

2014.3.7 08:02

建設が進むミンガラー・マンダレー・プロジェクトの現場=マンダレー市内(宮野弘之撮影)

建設が進むミンガラー・マンダレー・プロジェクトの現場=マンダレー市内(宮野弘之撮影)【拡大】

【飛び立つミャンマー】

 新政権発足後、まもなく3年を迎えるミャンマー。不動産などへの投資熱はやや落ち着いたものの、インフラ整備などを中心とした各国からの投資は着実に進行している。これまで最大都市ヤンゴン周辺に集中していたが、他の都市へも拡大しつつある。なかでも第2の都市マンダレーでは、マンダレー国際空港の改修などを三菱商事をはじめとする日本企業が手掛けることになった。ただ、マンダレーでは中国が先行しているだけに、日本が今後、いかにして巻き返せるかが焦点だ。

 40年に人口400万人

 マンダレーの人口は約120万人(2011年)、20年には240万人、40年には400万人が見込まれる。ビルマ最後の王朝があった古都で、ミャンマーのほぼ中心部に当たる。碁盤の目のように縦横に道路が走り、市の北側には堀に囲まれた旧王宮がある。京都を思わせる形状だ。

 「ここに日本人が来たのは、あなたが初めてです。オフィスやテナントは、ほとんど契約済みですが、コンドミニアム(高級マンション)などはまだ間に合います」

 旧王宮から南へ車で約15分。マンダレー大学の南側に広がる地域では「ミンガラー・マンダレー・プロジェクト」と呼ばれる都市開発が進む。現地のインフォメーションセンターで、日本から来たと言うと、係員は少し驚いたように話してくれた。

 同プロジェクトは、マンダレー都市開発協議会(MCDC)が地元デベロッパー2社と進める都市開発で、マンダレーの中心ビジネス地区(CBD)に当たる。

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