「鍋で煮て景気を熱くして！！」　首相、ナベノミクスを高く評価

　「かつての『なべ底景気』とは逆で、どんどん鍋で煮て景気が熱くなればいい」。安倍晋三首相は４日の参院予算委員会で、みんなの党の渡辺喜美代表が提唱する経済政策「ナベノミクス」を評価しながら、「改革の方向性は同じだ」と渡辺氏との“緊密”ぶりをアピールした。

　ナベノミクスは４月の消費税増税で懸念される景気後退への対応として追加金融緩和、減税、岩盤規制撤廃の「新三本の矢」の実施を掲げている。みんなの党の中西健治氏から新三本の矢の感想を問われた首相は「責任野党の建設的な提案だ」と持ち上げていた。