【太陽の昇る国へ】都知事選の争点で脱原発は「愚」 (1/3ページ)

2014.1.24 05:00

東京都知事選で細川護熙元首相(左)の支援を表明する小泉純一郎元首相=14日、東京都港区

東京都知事選で細川護熙元首相(左)の支援を表明する小泉純一郎元首相=14日、東京都港区【拡大】

 □幸福実現党党首・釈量子

 --19日、米軍普天間飛行場移設が争点となった沖縄県名護市長選で、移設に反対する現職市長が勝利しました

 国の安全保障政策が、一地方自治体の首長の意向に振り回されるようなことがあってはなりません。香港の新聞によると18日、中国初の国産空母の建造が大連で始まったことを遼寧省トップが明らかにしたばかりです。日米同盟を強化し米軍による抑止力の維持は欠かせません。辺野古への移設反対は日本国全体の民意では断じてないですから、政府は日本の国益のために、移設作業をしっかりと推進すべきです。

 --東京都知事選では、元首相の細川護煕氏の出馬が話題となっています

 細川氏は脱原発を争点としようとしていますが、国家運営の根幹にかかわるエネルギー政策を地方選挙で問うこと自体、不見識も甚だしいと言わざるを得ません。「脱原発」というシングルイシューに幻惑されて都民が左翼の知事を選べば、教育、税制、防災、環境規制、交通政策などさまざまな分野に影響を及ぼし、取り返しのつかないことになってしまいます。原発問題に関して、都知事にどれほどの権限があるかというと、実はほとんどありません。東京都は東京電力の第4位の株主ですが、国(原子力損害賠償支援機構)が過半数の株式を保有しているため、経営的にはほとんど影響はありません。

 --都知事選で求められるものは

 とにかく2020年東京五輪を大成功させ、日本経済の再成長軌道とリンクさせることです。震災対策も兼ねた都市構造を見直すとともに、東京を国際未来都市へ抜本的に造り変えるという、大きな構想力を掲げてほしいものです。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!