インドネシア、地熱発電開発加速で法改正急ぐ 区分け明確化で投資促進 (1/2ページ)

2013.11.5 06:00

 インドネシアは地熱発電の開発を加速させるため、関連法の改正を急いでいる。同国では電力需要の拡大に伴って再生可能エネルギーへの期待が高まっているものの、関連法に曖昧な点があることから地熱発電分野への投資を躊躇(ちゅうちょ)する企業などが多い。

 政府は法改正で国内外からの投資流入を円滑にし、地熱発電開発を軌道に乗せたい考えだ。現地紙ジャカルタ・グローブなどが報じた。

 火山国の同国は地熱資源量が多く、発電能力換算では世界の40%を占める2861万キロワットの地熱資源を有するとされる。しかしエネルギー・鉱物省によると、現在までに開発されているのはこのうちの4.6%に当たる131万6000キロワットにすぎない。

 開発が進まない要因の一つに、2003年制定の地熱法では鉱山開発と地熱発電開発の区分けが不明瞭なことがある。

外国企業なども投資に二の足を踏んでいるという

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