【2014年のマネー大予測】
2014年の投資戦略には「解」が見つからない。日本も含めてグローバル経済は混沌とし、投資リスクは最大級に高まる。唯一見通せることは、米国の出口戦略によりドル高傾向が強まること。外貨投資を軸に戦略を組み立てよう。
米国の出口戦略着手で長いドル高相場が始まる
2014年以降のグローバル経済の行方は米国FRBの出口戦略に強く影響されるだろう。9月のFOMCでは量的緩和の縮小を見送ったが、来年には、出口戦略に着手することは間違いない。
第1段階では現在実施されている毎月850億ドル(約8兆2400億円)の債券購入額を徐々に縮小し、第2段階では市場に出回っている余剰資金の回収を図り、第3段階では利上げに踏み切る。
第1段階に入る前からドル高傾向が強まっているが、ステップを踏むにつれ、世界は明白な「ドル高」に見舞われるはずだ。