【TPP】
RCEP(東アジア包括的経済連携)もFTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)も絵物語ではない。TPPはその大きな自由経済圏への第一歩だ。年内妥結に向けて大きな流れを作ることができた。自民党の公約は違えてはならない。西川公也氏は党TPP対策委員長の立場で(関税撤廃の可否について)発言した。与党の検証作業を見守る。
【安全保障】
海洋分野をはじめとした法の支配の重要性、北朝鮮問題への一致した対応の必要性に、多くの首脳から賛意を得た。積極的平和主義を掲げるわが国の安全保障政策についても一層の役割を期待する声をいただいた。海洋は力ではなく法によって支配されるべきだ。
【対中韓外交】
問題があるからこそ首脳レベルを含めて話し合うべきだ。中国、韓国に対話を呼びかけているが、今回首脳会談を行うことはできなかった。対話のドアは常にオープンだ。これからも対話を呼びかけたい。日中はアジアと国際社会の安定と発展に責任があり、戦略的互恵関係の考え方で関係を発展させていく。
(バンダルスリブガワン 阿比留瑠比)