ベトナムのオンラインゲーム業者悲鳴 市場拡大も法未整備で新作出せず (1/3ページ)

2013.9.17 06:20

 ベトナム国内のオンラインゲーム制作会社が関連法の未整備で市場に新作を投入できず、悲鳴を上げている。

 現地ニュースメディアのベトナムネット電子版によると、同国のインターネットを利用したオンラインゲーム市場は比較的歴史が浅く、2004年に登場したばかり。以後、ネットの普及などで拡大が続き、12年には市場規模が国内総生産(GDP)の0.2%に相当する6兆ドン(約280億7400万円)を突破した。

 同国政府は06年、それまで野放し状態だったオンラインゲームの規制に乗り出し、暴力的な描写などを含む有害コンテンツの排除を目的に新作に対する許認可制度などを導入した。

 しかし、制作に関するガイドラインを策定しないまま、すべての完成品に審査を義務付けたために市場が混乱。ゲーム制作会社が多額の開発費を投入した後に審査で発表の認可が得られず、コスト回収の機会を失うといった事例が発生した。

国内のゲーム制作会社は新作を出そうにも出せない状態が続いている

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