マクロ経済の失速に加え、公費の見直しと倹約を呼びかける社会情勢が影響し、中国の三、四、五つ星ホテルの経営状態は今年上期、軒並み悪化していたことが明らかになった。中国国営新華社通信が伝えた。
中国旅行ホテル業協会が発表した「2013年上期星付きホテル経営状況報告」によると、今年上期における三つ星以上のホテルの平均宿泊料金は309元(約4940円)で前年同期から1元の下落、稼働率は53%で6ポイントの下落だった。宿泊収入は8.5%減、レストラン収入は17.2%減、会議収入は17.8%減、総収入は11.8%減と軒並み減収となった。
同報告は、有効回答2075件のうち、五つ星が325件、四つ星が735件、三つ星が1015件でそれぞれ43%、28%、15%の割合を占めている。