総務省は3日、各国が導入を進めている地上デジタル放送で中米のグアテマラが日本方式の採用を決めたと発表した。総務省などは日本方式をすでに採用しているブラジル、コスタリカと連携して、中米諸国に売り込みを図っていたが、グアテマラ政府は5月30日に大統領令で採用を正式決定した。
同国は火山の噴火や地震など自然災害が多く、日本方式でサポートされている災害時緊急放送機能に着目しており、採用の決め手になったもよう。
日本方式の地デジ採用国は、中南米11カ国のほか、アジアでフィリピンとモルディブ、アフリカでボツワナの計14カ国となった。