米国産シェールガス輸入解禁 日本に朗報、LNG安価調達の武器に (1/4ページ)

2013.5.20 07:00

 米エネルギー省が、新型天然ガス「シェールガス」の増産で価格が下がっている液化天然ガス(LNG)の対日輸出を解禁することを決めた。第1弾は、中部電力と大阪ガスが参画するフリーポート(テキサス州)のプロジェクト。2017年から始まる見通しで、火力発電用のエネルギー調達コストの上昇に苦しむ日本に朗報となりそうだ。

 米国はLNGの輸出を原則的に自由貿易協定(FTA)締結国に限っているが、シェールガスの開発ブームで輸出拡大を求める声が高まり、政府が是非を検討していた。

 エネルギー省は、フリーポートに対し、1日当たり最大14億立方フィート(約4000万立方メートル)のLNGを20年間輸出することを認めた。中部電と大阪ガスは合計で、日本の年間LNG輸入量の約5%に相当する年440万トンのLNGを輸入する計画。

 両社は「事業開始に向けて前進した」との歓迎コメントを発表した。同省は他の対日輸出計画も審査しており、「個別に判断する」としている。

日本など同盟国との関係強化とアジア重視を印象づける戦略的な判断

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