10日の東京外国為替市場の円相場が一時1ドル=101円台と4年1カ月ぶりの水準まで急落した。急速に進む円安が暮らしに与える影響をQ&Aでまとめた。
Q 円安が進むと生活にどういう影響が出るのか
A 国外から輸入する原材料や食料品、石油などの価格が高くなる。とくに家計にとって影響が大きいのは、輸入依存度の高いエネルギーと食料品だ。
Q すでに値上げの動きは広がっているのか
A エネルギー価格の上昇でレギュラーガソリン価格は昨年12月末時点から3%上昇し、電気代やガス代も値上げが繰り返されている。食料品でも、原材料価格が高まったため、はごろもフーズが「シーチキン」16品を2.2~6.1%値上げし、キユーピーもマヨネーズなどを7月から2~9%引き上げることを決めた。外食では日本マクドナルドが100円だった「ハンバーガー」を120円に引き上げ、回転ずしチェーンも値上げを検討中だ。